どら焼きと一升餅が大人気。
どら焼きの末廣屋喜一郎〜井の頭和菓子処 末廣屋喜一郎 2002年度三鷹市商店コンクールIT部門優秀賞受賞

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★ 番 外 編 ★

みんなのお雑煮

末廣屋喜一郎&伝統の和菓子文化普及委員会

2004/1/31

読者の皆さまからたくさんのお雑煮のレシピを教えていただきました。
その中から一部をご紹介します。

■ 岐阜県のNさん

 ・お餅は「角餅」(焼餅派、煮餅派両方あり)
 ・具材は「もち菜」(別名 正月菜…小松菜のような葉野菜、飛騨の名産
  これにうちでは+「紅白かまぼこ」
 ・お汁は澄まし汁

 とってもシンプルでしょう?

 これはかつての統治者 織田信長による、質素倹約の政策の影響らしいです。
 関西、関東でわけるなら関東に近い気がしますね。

岐阜県:Nさんち風お雑煮

←アヤ作:

「もち菜」や「正月菜」というのは、近くのスーパーでは見つけられませんでした。代わりに小松菜を使いました。

 


■ 静岡市のJさん

 具は、ほうれん草とカマボコのみ。澄まし汁でお醤油が少し入ります。
 それと、たっぷりの鰹節。おもちは焼きます。

静岡市:Jさんち風お雑煮

←アヤ作:

たっぷりって、「たっぷり」ってどのくらいなんでしょう (?_?)

ここではほうれん草を使うんですね。アヤは…すみません、小松菜を使いました。

そう、岐阜県のNさんのところと似ていたので、その上に、鰹節をたっぷりかけてみましたー (^^;)岐阜県と静岡県て近いですもんね。だから似ているのかな?

 

■ 和歌山市のMさん

関西らしく、味噌を使います。
うちは、白味噌と市販されている味噌(マルコメのようなものです)を、1:1で入れます。白味噌だけだと甘いので我が家では甘さを抑えています。

具ですが、青み大根(細くて小さな大根)、ニンジン、ま菜、それと、丸もちです。おもちは、焼かずにお湯を沸かした鍋に入れて柔らかくしたものを入れます。そして、椀についだ後、上に青海苔を振り掛けます。

和歌山市:Mさんち風お雑煮

←アヤ作:

ここでも「青み大根」「ま菜」といった、あまり聞きなれない野菜が出てきました。アヤは普通の大根と小松菜で代用しました。お餅は煮るんですねぇ。うちでは網で焼くか、電子レンジでチン!だったので、煮るのは初めてでした。それから青海苔?お味噌汁に青海苔…!?

メールを見たときは ??? って思いましたけど、合いますねー♪私、青海苔の香りと風味が大好きなので、ちょっと癖になるかも…。

 

■ 島根県のKさん

「お餅の形は丸い?四角い?」を読みました。私は、島根なので、もちろん丸いです。お餅の形だけではなく、雑煮も地域によって、さまざまですよね。私のところは、醤油ベースと小豆に分れると思います。醤油も、具は岩海苔だけです。小豆は、いわゆる、ぜんざいです。

島根県:Kさんち風お雑煮(小豆汁) これもシンプルで簡単そうだったので作ろうと思ったのですが、近所のスーパーでは「岩海苔」が見つかりませんでした…。

←アヤ作:小豆汁

それから「小豆」ですね。これはお雑煮とは違うでしょう!とまず思ったのですが、これも地方によっては「ぜんざい」だったり「お汁粉」だったり、「小豆汁」と言ってお雑煮の一種だったりするそうです。

 

■ 群馬県のアヤさん(^^)

アヤは生まれも育ちも群馬県で、両親は愛媛県の出身。お餅はおばあちゃんちから送ってきてくれていたので、関東に居ながら丸餅。澄まし汁で、具は鶏肉とぎんなん、三つ葉とその他イロイロでした。そんなアヤの家のお雑煮です。

群馬県:アヤさんち風お雑煮

←アヤ作:

ここでは角餅を使用。

お母さんが作るお雑煮は、もっと上品な感じだったんだけど…。

おかしいなぁ (^ ^ゞ

 

 

■ ウワサの餡入り餅のお雑煮

「四国の方で、餡入りのお餅をお雑煮に入れるところがあるらしい」という情報を、複数の読者の方からいただきました。 残念ながら「地元です!」という方は現れなかったのですが、レシピを検索して作ってみました。香川県で見られるお雑煮です。

餅は餡入り。白味噌でイリコダシ。具は大根、人参、里芋、小松菜です。

ウワサの餡入り餅のお雑煮

←アヤ作:

…餡に味噌なんてとんでもない!と思ったけど、結構イケる!美味しかったんですよ〜♪

どんなふうにイケるのか…ちょっと説明できないのですが、皆さん、是非一度、やってみてください!これはオススメ!

※餡入り餅は末廣屋喜一郎の大福を使いました。


■ お雑煮に関するお勧めサイト

大福餅の起源「人生大逆転」 ネタになる和菓子のお話より。

日本のお正月〜お雑煮をめぐる物語〜
   (メルマガ読者:Nさんからのご紹介)

大学の先生による『日本列島雑煮文化圏図』として、お餅の形やお汁の種類などを分析したものを紹介しています。また、全国の面白雑煮の写真なども紹介しています。もちろんアヤが作ったのより美しいですよ(爆)

 雉鳴庵の「全国お雑煮お国自慢」

全国から集まったお雑煮情報が、県別に閲覧できるようになっています。メールの内容をそのまま伝えていますので、全国から生の声が聞けますよ〜。本当に面白いです。皆さんも投稿してみたらいかがですか?


いかがでしたか?是非みなさんもお試しいただいて感想をお聞かせくださいね。出来上がった作品(?)の写真も大歓迎です。

ご感想・作品の写真などはこちらまで。もちろん、職人への質問も受付中です。
 → suehiro@sueki.jp


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